ぶっかえり(歌舞伎)【歌舞伎の基本の型シリーズ】
ダンステクニックの向上と日々の健康に役立つ情報コーナーです。
伝統的な“型”による美追求シリーズ!
今回は、ぶっかえり

衣裳の仕掛けで、衣裳全体ではなく上半分がひっくり返って垂れ下がるように下半分を覆います(引抜きの一種あるいはバリエーション)。
人物がそれまでの仮の姿から本性を顕わしたり妖怪変化が正体を顕わすといった、
姿や内面の大きな変化を視覚的に訴えます。『一条大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)』の大蔵卿は作り阿呆から真の姿へ、また『関の扉(せきのと)』の関守関兵衛は天下を狙う大伴黒主(おおとものくろぬし)の本性を顕わすときに、ぶっ返りになります。
写真『鎌倉三代記』
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