TREASURE「PARADISE」の振付に隠された愛のメッセージ – ダンサー目線で解説

踊ってみて気づいた、ストレートな愛の告白

最近、TREASUREの「PARADISE」を踊ってみたんですが、これがもう、すごく面白い振付なんです。

僕、韓国語はほとんどわからないんですけど、踊っていて直感的に「これは恋愛の歌だな」って感じたんですよね。「サランヘ」って聞こえるし、手を前に差し伸ばす動きとか、紳士的な男性が愛を告白してる様子がビシビシ伝わってきて。

後で歌詞を調べたら「君を愛してる、僕のパラダイス」みたいな内容で、やっぱりそうだったんだなと。振付って言葉がわからなくても伝わるものがあるんですよね。

クラッカーから始まる、お祝いムード満載の演出

MVの最初から、もうクラッカーをバンバン鳴らしてるんです。センターから飛び出すクラッカー、派手なポーズ。これ完全にお祝いモードですよね。

そして、センターのメンバーが正面に向かって手を差し出す。「あなただよ」って囁いているような、そんな振付から始まるんです。

万国共通?手を合わせて「お願い」するジェスチャー

面白いなと思ったのが、手を合わせる動き。これって日本人もよくやりますけど、韓国のアーティストも同じようにやるんですね。愛をお願いしてるって変かもしれないけど、それくらい情熱的ってことが伝わってきます。

マイケル・ジャクソンとボブ・フォッシーの影響

この振付、マイケル・ジャクソンっぽい要素があちこちに入ってるんです。特に足さばきとか、体の使い方とか。

それと、ボブ・フォッシーの影響も感じます。ボブ・フォッシーって、ジャズダンスの概念をぶち壊して「キャッチー」な動きを作り出した振付師なんですけど、例えばメンバーがノックするような動き。一見ダサく見えるかもしれないけど、彼らがやるとめちゃくちゃカッコよく見える。一周回ってカッコいいっていうやつです。

サビの振付に込められたメッセージ

サビの部分が特に面白くて、いくつか印象的な動きがあります。

ドライブする動き

「タラララララ」って部分で、運転してるような動きが入るんです。前に進もうとしてる、未来へ向かっていく感じ。

カメラマークを作る手

写真を撮るようなジェスチャーも入ってて、「君を記憶に残したい」みたいなメッセージが込められてる気がします。

手を引く動き

個人的に一番好きなのが、手を開いて、握って、前に出して、引っ張る動き。これ、両手じゃなくて片手でやるんです。普通は両手で引っ張る動きが多いんですけど、片手でやることで「初めて手を繋いだ時」みたいな、繊細な愛情表現になってるんですよね。

「PARADISE」を文字で表現する遊び心

後半では「PARADISE」の文字を体で表現する部分があって、これがまた面白い。P-A-R-A-D-I-S-Eって一文字ずつ体で作っていくんですけど、全部やらないんです。要所要所でちょこっと入れる。

全部やったらくどくなっちゃうところを、さらっとやることで洗練された感じになってます。

人間が踊ることの意味

最近はVTuberとかAIアバターとか、デジタル空間でのダンスも増えてきました。でも、やっぱり実際の人間が踊ってるからこその良さってあるんですよね。

TREASUREみたいなK-POPグループが実際に体を動かして、汗かいて踊ってる。その「楽しさ」が伝わってくるんです。動いてて楽しい、見てて楽しくなる。これってダンスのすごく大切な要素だと思います。

まとめ:久々に見た、ストレートな愛の振付

「PARADISE」の振付は、久しぶりに見た紳士的でストレートな愛の表現でした。

ラップやクラッカー、手を差し伸ばす動き、お願いするポーズ。全部が直球で、でもそれがかえって男性の情熱的な愛を表現してて素敵なんです。意味のある動きがたくさん入ってるのに、しつこくない。マイケル・ジャクソンっぽい要素でスタイリッシュさも加わって、絶妙なバランスになってます。

踊ってみたい人は、サビの部分からでも十分楽しめると思います。特にあの手を引く動きとか、ドライブする動きとか、やってみると本当に楽しいですよ。

言葉がわからなくても、振付から愛のメッセージが伝わってくる。それがダンスの素晴らしさだなって、改めて感じた作品でした。