【本】ロジェカイヨワ「遊びと人間」を読んで、遊びを創ることを考察
目標:ロジェカイヨワ「遊びと人間」を読んで、”遊び”の要素をワークショップデザインに活かす。
[遊びの基本的要素]
①競争
②偶然
③模擬あるいは表現
④目眩と失神
①競争とは、サッカーやチェスなど
相手と競い合う(速さ、忍耐力、体力、記憶力、技など)
差が出るとつまらなくなる
②偶然とは、ルーレットやくじ
競争の反対の存在。
かけ離れた相手でも、運に身を任せることで競争に勝つことができる。
③模擬(表現)とは、ごっこ遊び、ハムレットを演じる、模型を組み立てるなど
参加している人や見ている人が、「架空の世界で架空の人物になる虚構であると理解している」ことが前提条件。
つまり、人が自分を自分以外の何かであると信じさせたりして遊ぶ。
仮面や仮装はわかりやすい方法。
表現に言葉を用いたり、タイトルをつけるのも、相手が虚構を理解するために使われる。
他者であること自体や他者であるかと思わせることに楽しさがある。
模擬の最も重要なことは、「演技者にとって、見物者を魅惑し」続けること
演技者とは感情をなぞらえるものである。
④目眩と失神とは、回転や落下運動、精神的な目眩もある。
これら①〜④を組み合わせたものもある。
例えば、プラモデル作りは、模擬と目眩の組み合わせであると考えられる。
具体的に、遊びをより面白くする方法を考えてみる。
片足でたつ遊びを考える
①競争→ 人と競わせてより長く立てていた方が勝ち
②偶然→ チーム戦にして相手チームから、3球のボールが転がってくる、もしくは動物を入れ込む
③模擬→ 変な顔や形になって相手を笑わせたら勝ち
④目眩→ 台の上で行う
[遊びの定義]
自由な活動で、強制しない。
決められた時間や空間、規則の範囲内の活動
最後までゲームや創作の結果がわからない
非日常的な活動
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