【▼アート・舞踊・美術の様式美】サークルを描くこと、創ること
様式シリーズは、伝統的なものの様式と私のアーティスティックな創作的な儀式をお届けするコラム。
今回は、私のダンスの空間の使い方「サークル」について。
よく私は、踊りを作るときにソロや群舞共に、舞台中央のサークルを意識します。
これは、中央に立てる柱や降り注ぐ光のようなものを意識して踊るための儀式です。
自分が中心に立つとそのような空気を纏芋感覚が持てます。
ここで注意したいのがソロの場合、大抵舞台の中心にいつことが多いので、美術を使って円で囲んだりして中心を印象付けます。もしくは、自分が、空間を環状(円形)に動き、そしてその中に入っていくのです。
この円の淵から入っていくときは、私にとってもは繊細な感覚があり感謝や厳かを表現するとても良い機会になります。
群舞では、複数人が円状になり、中心(もしくは外側)を向くことで向いた方向にエネルギーが飛ぶ意識が得られます。また、円の軌道上を進んでいくことでより、加速してその円の力を感じることができ、変化も促せます。盆踊りなど円状に進んで、輪廻転生する終わりのない輪を表現されてますね。
「郡上踊り」という日本の三大盆踊りの一つがあるのですが、これは夜通し環状になって踊り続けます。大変良い振り付けなので、皆さんチェックしてください。終わりがないということは、トランス状態への入り口にもなるでしょう。
円からさまざまなパワーを受けとることができます。他にもあると思いますので、自ら実験して体感してみと新しい発見があるかもしれません。
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