【▼美と健康のダンス解剖学 】肋骨は広がる、広がっているように見える理由、広がらない方法、背骨のS字の大切さ

2021 / 06 / 23

 ダンステクニックの向上と日々の健康に役立つ情報コーナーです。

肋骨が広がってしまうお話。
これはダンス特有の美的な観点かもしれません!
前回は、肋骨は呼吸をすると横に広がる、そしてそもそも肋骨は下にいくほど広がっているお話をしました!
これを広がらないように(広がっていないように見せる!?)するにはというお話。

前回お話をした胸椎に関係があります。
胸椎はS字に緩やかなカーブが描いているのですが、このカーブが真っ直ぐになった時に肋骨が広がって見えてしまう。
なぜ真っ直ぐになるのか。
これはダンス業界ではよく、引き上げなさいという言葉を使います。(日常でも引き上げてた方がスタイルが良く見えるし、膝などへの影響も少ないので、ダンスに限らず一般的にも良いことです。)
この引き上げの時に、ついつい胸椎も真っ直ぐに伸ばしてしまうんですね。
そして以前背骨をまっすぐにすると起きる体への負荷もお話ししました!
いいことがないですね!(表現として使うのは素敵です。昔、映画でキャラとして姿勢の正しすぎる緊張キャラがいたな)

肋骨が広がっていないように見せるには、
結論から言うと、背骨の一つ一つの関節を引き離すように、しかし、このカーブを保っているということですね。(運動神経のいい人は本能的にこれができているように思います)

すると、胸椎にくっついている肋骨の向いている面が変わらずに引き上がる。
皆さんも意識してみてくださいね!