【▼美と健康のダンス解剖学 】背中を反るとき腰椎を痛めないようにする。胸椎の使い方

2021 / 06 / 20

 ダンステクニックの向上と日々の健康に役立つ情報コーナーです。

棘突起のお話。
前回は背骨が、
6種類(屈曲、伸展、側屈(右左)、旋回(右左))の動きをするお話をしました!

さて今回は、この背骨ひとつひとつの形にあるクリオネの尻尾見たいな部分。これを棘突起と言います。

背骨が並ぶとわかりますが、頸椎では棘突起が短く、胸椎では長くなり、腰椎では太くて短くなる。
これは、前回の伸展の運動に関わってきます。
背骨を反った時に、この棘突起によってそれ以上いかないようになっているのですね!
つまり、棘突起が短い、首や腰の方が伸展しやすいんです。

ここが重要!
つまり、“反りすぎた形“を追い求めた背中は、より曲がりやすい腰を痛めてしまう可能性があるということ(首も同様ですが、首は頭を支えているだけなので、より腰への負担が大きいのです)。

なので、曲がりにくい胸椎の柔軟性を鍛える必要があるということですね!