低コスト低収入の豊かな貴族時代はもうそこまできているのかもしれない。

2020 / 04 / 02

パラダイムシフトとは

5Gの展開、新型コロナの影響、IoT、オンラインの有用性、テレワーク、VR、SDGsの考え方、VUCA時代、生体認証さまざまな問題や課題を受けて地球全体が変化の時を迎えているように感じる。新しい考え方が生まれるのに10年かかり人の行動や習慣に当たり前に溶け込むには30年という時間がかかると言われている。共通の価値観が変化すること、パラダイムシフトの瞬間に生きている。

新型コロナの影響は大きいだろう。学校はオンラインで行い、Amazonでは自宅引きこもりのための配達に一躍買っていて、従業員を雇う忙しさ。しかし、多くの働き手は経済のストップにより職を失っている。

現在のキーワードを挙げて、その未来を予測し今やることが必要に感じる。

AI。ディープラーニングを通して、最適解を見つけ、そしてそれは常にリアルタイムで学習していく。

IoT。全てのものがインターネットにつながること。モノとモノ同士もAIを通して最適に活用されるようになる。車同士が渋滞を解決したり、冷蔵庫の残り物も足りないものも把握する。

ブロックチェーン。みんなで監視し合う暗号。みんなで共有できるものは共有化され、GAFAMのような一強でなくとも全てが最適化される。薬の共有など。

GAFAM。Google・Amazon・Facebook・Apple・Microsoft。世界の大企業となり、世界中にユーザーが存在。社会が最適化され低コストで便利な世の中を作り上げている。反面、テクノロジーで行うその技術は労働を多く生むことなく労働を減らしていく。

ベーシックインカム。Amazonが押し進める、基本給料。働かずとも手に入る一定の給料。GAFAMの中で生き、そこにこの給料の多くは使われる。

SDGs。持続可能な開発を掲げる国連の目標。GAFAMのSDGsの適正はとても求められるだろう。ここに関係してくるのは、商品としての価値、存在意義である。

ブランディング。大量生産はSDGsにとってはオワコンである。Amazonの販売やGoogleの広告に関してはどうだろうか。彼らにとってはクライアントである。

ESG投資。環境・社会・企業統治へ投資すること。企業の存在として投資家たちの影響は大きい。それが大量消費をOKだとするGAFAMだとしたら賛成株は減るだろう。企業として地球貢献できることを考えることが必要である。

個人。GAFAMに対抗するのは、身近な存在の信頼コミュニティとブランドである。テクノロジーの進歩で多人数で回す必要のなくなった企業は、それぞれが、リスクなくおもしろいものを生み出していく。

地方。テクノロジーで便利になった今、都市に居住することの意味を問われている。

シェア。居住や衣類、残飯、車などあらゆるものがシェアされ最適化される。

コミュニティ。AIとテクノロジーにとって変わられた人間の悩みは、人との交流と楽しむものである。低コスト低収入の豊かな貴族時代はもうそこまできているのかもしれない。