【美と健康のダンス解剖学】ジャンプとヘルニアの関係。起立のための背骨とリズムの背骨

2021 / 06 / 19

ダンステクニックの向上と日々の健康に役立つ情報コーナーです。

背骨の動く方向のお話。
背骨は、基本的には起立するためにあります!
人間は!
そう、もともとは、4足歩行だったので起立するための背骨ではなかったのですが、生存競争の中で人類は二足歩行で道具を使うようになっていった。

その過程の中で背骨は起立という機能サポートを果たしていく。
その中でも、骨たちは少しずつ稼働できるのです。
前に屈曲、後ろにそる伸展、右左の屈曲、そして回転する旋回。
これらが組み合わさって背骨の動きが生まれています。

ここからは自論を述べます。
そもそも動かすことには向いてない背骨。
よくヘルニアとか腰痛とか背骨の故障が大事を迎えることがありますが、私的にはすでに背骨は強固な運動には向かないと考えています。
背骨は起立のサポートが大部分を占めるというのが自論です。
では、踊れないじゃんとなるのですが、
だから姿勢が大切なのです。

前回書いたオレオの話。
これは、姿勢が崩れた瞬間に、ジャンプしたり無理なストレッチがかかると、弱いところに力がかかり怪我に結びつくのです。
なので、姿勢のイメージと習慣はとても(特にダンサーにとっては)重要!

また、ヒップホップのリズムはこの背骨を使います。四肢だけでリズムは生まれない。猫かの動物のように背骨をしなやかにすることで、サイン波のようなしなりが出て、リズムが生まれる。
動いてるじゃないかって?
そうです。個人的な意見としては十分な筋肉の解しをしておかないとストリートダンスは長続きしないというのが私の意見です。

老人にゴリゴリのヒップホッパーがいないのは、筋肉の衰えよりも、怪我を防ぐ筋肉がなくそのまま背骨に負荷がかかるからではないでしょうか。