VUCA時代の生き方

2020 / 03 / 05

テーマ:VUCA時代に生きていくには、どのような能力を身につけていくべきか

VUCAとは、激動・不確定・複雑・曖昧という英語の頭文字をとったもの

振付師として、①面白いものをつくる方法、②誰でも踊りを楽しめる方法を模索してきた私にとって、まさにずっと思っていたことだった。

それを解決してくれるのが、

・アート思考

・ストリートスマート

と言われている。

まず一つ目のアート思考について

これはまさに私が感じてきた領域だろう。答えのないものに自分なりの答えやものの見方で答えていこうという生き方である。

例えば、わたしにとってリンゴは、元気を与えてくれる太陽のような存在である。そしてその感覚感情を身体で表現する仕事だ。

今の時代もこのリンゴのように、人によって全く見え方が違うものなのだろうし、わたしもそう思う。

よく、好きなことをやろうとかやりたいことをやろうなどというが、すこし勘違いしてしまう人がいると思う。

それは、単純に好きというよりか、今まさにそれをやろうという認識の方が強い。好きなものはたくさんあるし、時間が経つにつれて変わっていく。それを今やるから好きなことをやっているということになる。だからこそ"続ける"こと価値が生まれてくる。同じことを繰り返すのではない。どんどん変化していくのだ。

続けることと変化していくことについて考えなくてはいけないと思う。

変化し続けていくことを続けるということに近いのかもしれない。今やっている好きなことが変わりながらも続けていく。アドラーの心理学とはこのことのような気がする。何のために生きているのかという問いに出会うと思うが、本質や行き着く先は皆一緒ということが多いように思う。

逆にダンスなどのツールに囚われて縮こまってしまうことこそ何のために生きているのかと思う。

こんな女の子が身近にいた。わたしはずっと踊っていければいいんです。わたしはそれでいいと思った。なぜなら、いかにもその子は玉の輿になってそれが彼女の生き方だと思ったからである。しかし、ずっと踊っていければいい人生は何と幅のない人生なのかと思う。それによる制約や出会いが限られてしまうように思う。

話を元に戻すと、アドラー的に好きなことを変化しながら続けていくことそのものがhappyなことであり、その好きなことということこそ、アート思考的な自分なりの答えなのだろう。そこにはVUCAが入り込む余地はない。そこには実はGAFAのような存在が実は大きい。

GAFAが世界征服組織と言われているが、

反面ベーシックインカムのような形態が成立するのであればわたしは有りのように思う。すべてはGAFAに吸い込まれたところで別に不幸には思わない。なぜなら好きなことを継続していけるのだから。ここには人と比べるから不幸に感じるという考え方が入っているかもしれない。

第2にストリートスマート(実践的学習)

これは、生き方というより、その生き方に至るまでのプロセスである。現場に出て好きなことを試していく。失敗を想定して失敗する。試しながら感覚的に生き方を身につけていく。曖昧な時代だからこそテキストのようなものはない。

さあ、人生を踊ろう!

https://www.lifehacker.jp/2020/02/book_to_read-480.html