藤井 風「It’s Alright」MV見た話
というわけで、今日は藤井 風さんの「It’s Alright」のMVを見ていったんですけど、これがもう深すぎて。何回か見たんですが、毎回新しい発見があって、気づいたら結構な時間が経ってました笑。
僕、日本神話とか結構好きで。仏教はそんなに詳しくないんですけど、昔の日本の人たちが自然とどう向き合ってたかっていうのを知るのがすごく好きで。東洋の文化とか哲学みたいなものが反映されてる感じがして、今回のMVもそういう目線で見てました。
まず「Prema」って何?
「Prema」っていうアルバムタイトル、Googleによると**「無償の愛」**みたいな意味らしいんですよね。「It’s Alright」はそのアルバムの中の1曲ということで、そういう世界観の一部なんだなと思いながら見てました。
藤井 風さんのことは皆さんの方がずっと詳しいと思うので、もし「ここ違うよ!」とかあればぜひコメントで教えてください。あくまで僕の個人的な解釈です。
最初に見るべきは「最後のシーン」
これ、ちょっとポイントなんですけど、1番最初に見るべきは1番最後のシーンなんですよ。
藤井 風さんがスパンコールの衣装で、右手に卵みたいなものを持ってるシーン。後ろに虹がうっすら入ってて、その卵の中にこれからMVで流れる世界が入ってるっていう。
これ、最後まで見て「あ!」ってなって、もう1回最初から見直したくなる構造になってるんですよね。以前の曲でも似たような仕掛けがあって、「最後まで見てやっと繋がる」感じ、好きなんですよね。
仏教と日本神話が混ざってる
最初のシーンが木魚なんですよ。お坊さんがポクポクポクってやる、あれ。お経っぽい雰囲気から始まるんですが、途中でしめ縄も出てくる。
仏教って、インドや中国を経由して日本に入ってきたもので、しめ縄みたいな日本古来の神道文化とは本来違うルーツなんですよね。それがひとつのMVの中で混ざり合ってるっていうのが面白くて。
「No mud, no lotus」泥と蓮の話
MVの背景に出てくる言葉が「泥なくして蓮はなし」。苦しみなくして美しさや成長は生まれない、っていう意味らしいんですよね。
仏教っぽいな〜と思って。仏教って苦しみをどう捉えるか、っていう宗教だと思うんですけど、このMVもまさにそこに触れてる感じがします。
藤井 風さんが土に埋まっていて、そこから生まれてくるようなシーン。蓮の花が泥の中から咲くことと、苦しみの中から美しさが生まれることをかけてるんじゃないかなと。
自然と命の循環
「母なる大地」と「父なる太陽」っていう言葉が出てくるんですが、ここがすごく好きで。
人間が生きてるのって、食べ物があるからで、それをたどっていくと植物になって、植物も太陽と土の栄養があって初めて育つ。太陽を浴びて生命が循環してるっていうシーンだと思うんですよね。苦しみから美しさが生まれるっていう仏教的な概念と、自然の循環っていう日本神話的な概念が、ここでミックスしてる感じがします。
「私=宇宙そのもの」っていう解釈
ここが僕的に1番謎で、かつ1番面白かったところ。
「この世は私の思惑通りに」っていう歌詞が出てくるんですけど、この「私」って誰なんだろうって。神?でも神をも超越した何かな気がして。
僕の解釈だと、宇宙そのものだと思うんですよね。
「It’s Alright」って「うまくいくよ」って訳されてるんですけど、これって宇宙レベルの視点から見たら全部うまくいってるよ、っていうメッセージなんじゃないかな。苦しみも喜びも美しさも、宇宙からしたら全部同じ情報の一つで、良くも悪くもない。なんかこう……可愛いなくらいの感覚で眺めてる存在がいるっていうか。
うまく言えないんですけど、宇宙は全てを良しとする、みたいな感じですかね。
3層構造になってる世界観
このMV、よく見ると世界が3層に分かれてるんですよ。
- 人間・生き物レベル(大地の上、泥の中)
- 神レベル(重力から解放された、柱が浮いてる世界)
- 宇宙そのものレベル(花が咲いてる、最も外側の層)
神の世界を描くときって、なんか浮いてたりしますよね。ドラゴンボールとかもそうだし笑。重力に支配されてないっていう表現、この柱のシーンにも出てきてる気がします。
宇宙そのものが神にお告げを下ろして、神がそれを人間界に伝えていくっていう流れが、映像の中にちゃんと描かれてるんですよ。眉間に光が入って、手からキラキラが出て、大地に降りていく……みたいな。
建築と重力の話
これMVと全然関係ないんですけど笑、神の世界を描く柱のシーン、岩に刺さってないんですよね。浮いてる。
人間界は重力に支配されてるから柱が立つけど、神の世界は重力がないから浮いてる。そういう細かい表現がいちいち好きで。
ダンスのこだわりがすごい
振り付けのシーンで、右手を前に出してポーズするところがあるんですけど、全員ポーズが微妙に違うんですよ。
藤井 風さんは右手をクロスして前に出してるんですけど、他のダンサーは指で「印(いん)」を結んでるんですよね。三十三間堂の仏像ってそれぞれ違うポーズしてるじゃないですか。あのイメージと重なって、すごくこだわりを感じました。
しめ縄と蝶々
しめ縄のある神社みたいなシーンで、藤井 風さんが手をクロスしてるんですけど、その後蝶々がぴゅっと飛んでいって上の層に移動するんですよね。
蝶々って変容とか魂の象徴みたいなイメージがあるじゃないですか。この動きにも意味がある気がして、今日のダンスレクチャーの振り付けにも蝶々のモーメントが入ってる気がしましたね。
「諦めなさい、カルマ」
歌詞の「諦めなさい、カルマ」みたいなフレーズ、これが結構ポイントだと思っていて。
「諦める」ってネガティブなイメージあるじゃないですか。でもここで言う諦めって、手放すとか受け入れるに近い気がするんですよ。カルマも含めて全部受け入れて次に進んで、全てうまくいくから。みたいな。
さっきの「宇宙の視点から見てる藤井 風さん」という解釈と繋がってくるんですよね。
梅の花について
髪の飾りに梅の花が出てくるんですけど、梅って日本文化において長寿とか気品、上品さの象徴らしくて。
「遅かれ早かれ気づくがいい」っていう歌詞があるんですけど、梅がそのイメージを補完してる感じがしました。
後半のダンスシーン
後半のシーン、みんなが光を授かって天に召されていくような感じで、世界に飛んでいく我ら、みたいな。「We are starlight」的な感覚で、カルマを手放して自由になるっていうことだと思うんですよね。
ジャンプのシーンも、卵の中に入っていくシーンも、全部この流れの中にある。
ラストの藤井 風さんの解釈
最初に話した、卵を持ってる藤井 風さんのシーンに戻るんですけど。
この藤井 風さんって、人間じゃなくて宇宙そのものとして描かれてると思うんですよ。良いも悪いも全てを超越して、ただ傍観してる存在。「まあまあ、色々起きてるね〜」くらいの感じで。
人間レベルで言うと、そこに近づくためには「諦めなさい、カルマは全部うまくいくから」っていうメッセージが必要で。それが「It’s Alright」の本質なんじゃないかなと思います。
何言ってるか分からない部分もあったかもしれないですけど笑、皆さんの解釈もぜひコメントで聞かせてください!もう1回見ると絶対新しい発見があるので、ぜひ深々と楽しんでみてください🏴☠️
次回は振り付けのダンスレクチャーをやっていきます!お楽しみに。



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